工場若手座談会
自らの熱い想いを 挑戦に変え、 貴金属を活かして、 社会に貢献する石福金属興業では、
多様なバックグラウンドを持つ一人ひとりが、
入社後の早い段階から担当を持ち、
裁量と責任をもって業務を遂行しています。
開発・製造技術・生産管理の分野で
活躍する先輩たちに、
入社動機や入社前後のイメージ、
働く環境について語ってもらいました。
PROFILE
- 製造技術職T.S.木更津工業高等專門学校
電子制御工学科 卒業
2022年入社(新卒採用)スパークプラグに使用される電極材料(チップ)の製造技術職として、ワイヤーを細くする圧延工程に従事するほか、設備のメンテナンスや改善業務も担当。
- 生産管理職Y.O.明治大学
商学部 商学科 卒業
2022年入社(新卒採用)生産管理を担い、お客様や本社などからの問い合わせに対応。工場の各工程の進捗状況の確認や、問題発生時には是正措置も行なう。現在の担当は使用済み貴金属の回収精製(リサイクル)。
- 開発・生産技術職Y.T.筑波大学大学院
数理物質科学研究科 化学専攻 修了
2020年入社(キャリア採用)前職は中学校教諭として理科を教え、キャリア採用で石福金属興業に入社。現在は貴金属の化合物や粉末・ペーストの設計開発に従事。
教えてください
前職は先生だったんですね。いろいろな求人がある中で、どうして当社を選んだんですか?
はじめは、「前職で開発の経験がなくても問題なし」という文句に飛びついて、石福金属興業を受けようと思いました。最終的な決め手は、仕事内容と勤務地でしたね。職種別採用があるので、自分の適性に合った職種に就ける点も魅力でしたし、今のところ開発・製造拠点は埼玉県の草加市にある工場のみなので転勤もなく、暮らしを考えた上での会社選びとしても最適だと思いました。Y.O.さんはいかがですか?
私は文系出身で、大学では経営学を専攻していました。大学の講義でものづくりが産業全体に与える影響が大きいことを学び、裾野が広くて影響力のある素材系の企業で活躍したいと考えるようになったんです。Y.T.さんが「暮らしを考えた上での会社選び」とおっしゃっていたように、私もワーク・ライフ・バランスを大切にしながら働ける企業を探していました。採用サイトでいろいろな会社を見ている中で石福金属興業を見つけ、説明会に参加してみたのが始まりです。
実際に説明会に参加してみて、どうでしたか?
貴金属はいろいろな工業用途があることを知り、もっと知りたいなと思いましたね。また、幅広く事業展開している企業がある中で、石福金属興業は貴金属というニッチな業界の中で、100年近く生き残り成長しているのはどうしてだろう?と興味を持ちました。貴金属一本で戦っているところも非常に面白いと感じ、入社したいと思いました。T.S.さんはどんな経緯で入社を決めたんですか?
私の場合は、高専の合同説明会のパンフレットでたまたま見つけたのがきっかけです。埼玉県草加市は私の地元から近いので、これは良いなと。私の趣味は、車やバイクをチューニングすること。駐車場がある実家から通える距離は、就職活動時の条件のひとつでした。
勤務地は大事ですよね。他にも決め手はありましたか?
はい、製品への興味ですね。車やバイクをカスタムしていると、エンジン内部のスパークプラグをいじることがあるのですが、石福金属興業もスパークプラグに使用されるチップの製造を行っていると知り、なおさら良いなと惹かれました。入社時は、「スパークプラグに携わりたいです!」と言って、実際に入社後はチップの製造に携わらせていただいています。
皆さん、石福金属興業への興味の入口は違うものの、仕事とプライベートのオンとオフを切り替え、両方しっかり取り組みたいという人が多い印象がありますね。皆さん熱心に働かれている中で、趣味などにも熱中している方が多いと思います。私も休日は社員同士で共通の趣味を楽しむことがありますし、同僚の中には社会人サークルで趣味を楽しんでいる方も多いですね。
ありましたか?
そうですね。穏やかさの中にも挑戦を大切にする社風があるんだと、入社してから良い意味でのギャップを感じました。採用面接で会う社員には、すごく穏やかで好印象な方が多く、温かい雰囲気の会社だなと思った記憶があります。入社してからも社員の皆さんの印象は変わらず、やはり人当たりの良い人が多いなと感じましたね。ただ、それだけでなく、内に情熱を秘めている方が多いことには驚きました。
「内に情熱を秘めている」という言葉、しっくりくる気がします。
そうなんです。貴金属はニッチな業界で新規参入が難しいのですが、そこに甘んじることなく、新しい製品や新しい事業に挑戦していこうとしています。見るからにガツガツしている方はあまりいませんが、皆さん真面目で仕事熱心で、どんどん挑戦していこうという良い社風があるなと感じています。
Y.T.さんがおっしゃっていた温かい雰囲気は、私も感じました。私の場合、就職活動はちょうど新型コロナウイルスが流行している時期だったので、家から一歩も出ずに内定をもらい、工場に来たのは入社式当日が初めてでした。就職活動時は面接官の方が、画面越しでも親身になって入社後の職種などの相談に乗ってくれましたので、懐が深い会社という印象を持ちましたね。
そうですよね。逆に、入社してから印象が変わったことはありますか?
温かい印象は入社してからも変わらず、人と人との繋がりを大切にする良い会社だと思っています。一方、入社してから感じた課題としては、どうしても業務管理の方法が属人的になってしまう部分があるということです。システムでの管理を検討するなど、今後積極的に改善を進めていきたいですね。
Y.O.さんと同期なので、私も就職活動はオンラインでした。写真や動画で草加工場を見た際、外観がかなり近代的なので、内部も最先端の設備が揃っているイメージを持ちました。例えば何かを製造する工程でも、材料を入れてボタンを押すと自動的に出来上がるような。
その印象は変わりましたか?
はい、実際に入社してみると、意外にも人が手を動かして機械を操作していて、アナログなところがあることに驚きましたね(笑)。部署によっては本当に職人技で製品が出来上がる工程もあり、ギャップがありました。現在当社では積極的に自働化を進めており、自分も高専時代の知識や経験を活かして貢献していきたいと思っています。
一言で言うと、安定していますね。今のところ工場は埼玉県草加市にしかないですし、製造技術職は転勤の心配がありません。私のように、同じ場所で長く働きたいという人には向いていると思います。
そうですね。私も同じく、腰を長く据えてじっくりと働くことができる会社だと思います。教育体制もしっかりしており、入社後は先輩方に付き添っていただきながらOJTで業務に慣れていけます。会社のサポートがあるので、長期的に成長を見据える方にもおすすめです。
お二人がおっしゃる通り、一番はメリハリをつけて働ける会社、ということですね。福利厚生も比較的充実していて、休暇も取りやすいです。私は、人間関係が働く上で一番ストレスになりやすいと思っていますが、石福金属興業では、周りの人と気持ちよく会話して、気持ちよく仕事できると感じているので、恵まれた環境だと思っています。
従業員同士の距離感がほどよく、風通しが良い点は魅力的ですよね。私の部署は年齢が近いので、休憩時間に趣味のゲームなどの話をしています。
私はT.S.さんの部署と比べると、年代が離れている方もいますが、皆さん結構気さくで、仕事の話以外にも、プライベートの話もいろいろしています。共通の趣味を楽しむこともありますよ。また、貴金属という非常に希少な材料を扱っているという責任もあり、資源を大事にする習慣が会社全体に根付いています。飛び散った材料なども全て清掃して集めたゴミをリサイクルする取り組みを徹底しているところも、会社の良いところだと思います。
考えている方にメッセージを
お願いします!
まずはいろんな業界や会社を見てほしいと思います。いろいろ見た中で、最終的に石福金属興業が一番良いなと思っていただけたら嬉しいですね。私もいろいろな業界を調べて、偶然石福金属興業を知って、興味を持つようになりました。少しでも気になった会社や業界があれば話を聞いて、何をやっているのか、どんな人がいるのかをぜひ見てみてほしいです。
そうですね。学生時代の知識や経験、資格などはもちろん大切ですが、それらに縛られて自分の可能性を狭めてしまうのはもったいないと感じます。いろんなことに興味を持って調べることが大事だと思いますね。これまで触れてこなかった分野も視野に入れ、その会社で働いている人と話した上で、この人と一緒に働きたいな、一緒に仲間になって頑張っていきたいなと思える会社を選んでほしいと思います。
私ももともと製造技術職を目指していたわけではなく、少し興味がある程度でした。石福金属興業は本当に幅広く業務を任せてもらえるので、入社時にやりたいことがはっきり決まっていない方でも、入社後にやりたいことを見つけられる環境だと思いますね。皆さんは入社にあたり、事前に準備しておいた方が良いと思われることはありますか?
就職活動中の学生さんと話すとよく質問されるのですが、いつも「ないです」と答えています。入社してから学ぶことが沢山ありますし、資格の勉強も必要になったときに必要な知識を学ぶようにすれば良いかと思います。例えば学生時代は、学生にしかできないことに取り組むのが良いと思いますね。
同感です。私からも質問したいです。自分自身が就職活動中に気になっていたことですが、皆さんはどんな方が当社に向いていると思われますか?
向上心がある方や工夫が得意な方が向いていると思いますね。やはり、現場は常に改善活動を行う必要があるので。もっと良くしたいという気持ちや、アイデアを出し合うことは、仕事の上で大事だと思います。
そうですね、私もいろいろなことに挑戦させてもらえる会社だなと思っています。例えば開発分野で言えば、「私はこういうものを作ってみたいです」「こういう分野を調べてみたいので学会に行ってみても良いですか」など、興味や関心を伝えれば後押ししてくれる体制があります。どんどんチャレンジしていきたい人には向いている職場ですね。
これは私のイメージですが、改善活動などに積極的な人は意外と面倒くさがり屋なんですよね。例えば自分が担当している製造工程で面倒くさいと感じることがあれば、どうにか楽にしようと改善に繋げていきます。改善をしたいという自発性と、もっと楽にしたい面倒くさがり屋が掛け合わされて、現場を良くしているイメージですね。
たしかに、もっと効率良くできるんじゃないかとか、どこに課題があるかとか、もっと良い方法がないかとか、そのように考えられる人がさらに増えていくと良いですし、そういう人には実際にチャンスが与えられますよね。自らいろいろな問題をキャッチして動ける人には、とても良い職場だと思います。
そうですね。安定性や働きやすさに加え、挑戦できる環境がある点で、石福金属興業は私の教え子にもすすめたいと率直に思える会社ですね。
私はキャリア入社で、前職は中学校の理科の教員でした。仕事自体はとても好きだったのですが、部活動業務等々でどうしてもワーク・ライフ・バランスを取るのが難しくて…。体力的に不安を感じて転職を考えました。次のキャリアでは、大学院で学んだ化学を生かせる研究職や開発職に就けたら良いなと思い、転職サイトでいろいろな求人を見ていました。