INTERVIEW #06 まだ見ぬ貴金属の
可能性を追い求めて。
幅広く研究開発ができる
環境がやりがいR.M.| 開発・生産技術職東北大学大学院 環境科学研究科 先端環境創成学専攻 修了
2021年入社(新卒採用)半導体などの通電検査に使われるプローブ材の材料開発に従事。大型の最新機器を用いながら、より性能の高いプローブ材をお客様に届ける。
可能性を追い求めて。
幅広く研究開発ができる
環境がやりがい
2021年入社(新卒採用)
大手製鉄会社と連携した研究室で、
焼結鉱の強度を上げる実験に熱中
大学院時代は環境科学研究科で、鉄鋼製錬の上流工程においてどのような原料を選定するのが最適かを研究していました。研究室は少し特殊で、大手製鉄会社の中にあり、鉄鋼製錬の原料となる焼結鉱の強度を持たせる実験を連携講座として行っていたのです。材料に興味を持ったのは高校生時代。「金属」といっても多くの種類があり、それぞれの特性が異なり、それらを調べていくことが楽しいと感じました。大学でもその分野を学ぶのが良いと考え、材料研究で有名な東北大学を志望しました。大学時代はアーチェリー部の練習に励みながら、勉強と両立していましたね。
非鉄金属の可能性を追求し、幅広い研究開発や工程設計の仕事ができる
材料の研究をしていたため、やはり材料系の企業に勤めたいとは考えていました。大学院時代の研究ともつながる鉄鋼業界への就職も考えましたが、鉄は成熟している業界という印象があり、非鉄金属業界も見てみることにしました。調べる中で、非鉄金属にはまだまだ新しい可能性があり、さまざまな製品に活用できる点でも面白そうだと考えていたところ、大学の就活イベントで石福金属興業に出会ったのです。会社の説明では人事の方の人柄や雰囲気がとてもよく、働きやすい会社かもしれないと思い、興味を持ちました。また、研究開発のみならず、工程設計などにも幅広く関われることも魅力の一つでしたね。
自ら実験、自ら試作。
裁量が大きい職場がやりがい
プローブ材の材料開発および工程設計に携わっています。プローブとは半導体などの各種電子部品に押し当てる通電検査用機器のことで、その基材になる細い線をプローブ材と呼びます。耐久性の高さや電気抵抗の低さなど、お客様の要望を実現できる材料を開発することや、安定した品質で製造できるように工程を設計することが私の仕事です。石福金属興業では、実験や試作を自ら手がけながら開発作業が進められるため、その点では大学での研究に近い要素があります。材料への理解が深まりやすいという側面からも、自ら加工などを行うことができる環境に大きなやりがいを感じます。
最新機器を使いこなせるように
試行錯誤。
よりよい開発を進めるために
最近、工場内で実験に使う設備が更新され、多機能な最新機器が導入されました。使いこなせれば、より高い精度で多角的な分析や評価ができるようになる、とても魅力的な機器なのですが、使いこなすのは簡単ではありません。大学院時代にも使ったことのない機器なので、試行錯誤を繰り返して、技術習得に励みました。新しい材料を開発するには、試作の段階で的確に分析や評価を行うことが必要不可欠です。苦労しましたが、最後まで自力で操作できるようになった時の達成感は非常に大きいものでしたね。
より性能の高いプローブ材の開発を目指す
現在開発している新規プローブ材の評価や分析などを進めて、より強く、電気抵抗が低い製品をお客様に届けたいと考えています。正直なところ、入社当時は石福金属興業でこれがやりたいというよりは、会社に入ってからやりたいことが見つかれば良いかなと思っていました。今ではプローブ材の開発に関わることができ、性能の高いプローブ材を作り上げることが非常に大きな目標となり、使命感を持っています。
1日のスケジュール
休日の過ごし方
スポーツ系のゲームにハマっています
休日は工場の近くにあるイオンレイクタウンの映画館で映画鑑賞をしたり、自宅でゲームに夢中になったりすることが多いです。映画はジャンルを問わず、気になる作品を観ています。ゲームは野球など、スポーツ系のシミュレーションゲームが好きですね。選手や能力を設定すれば、あとは自動で試合を進めてくれます。監督的な立場で鑑賞するのが面白いです。