INTERVIEW #05 約400社の中から
石福金属興業を選択。
高需要のニッチな業界で
重要部品をつくるM.Y.| 製造技術職産業技術高等専門学校
ものづくり工学科 医療福祉工学コース 卒業
2016年入社(新卒採用)車のエンジンの始動に必要なスパークプラグの電極材料(チップ)の製造を担当。より効率的な生産を実現するため、工程の自働化にも挑んでいる。
石福金属興業を選択。
高需要のニッチな業界で
重要部品をつくる
ものづくり工学科 医療福祉工学コース 卒業
2016年入社(新卒採用)
高専で機械系と電気系の
両方を学びました!
学生時代は、高専の医療福祉工学コースに所属して、金属系の材料や機械加工などの基礎知識と並行して、電気回路やプログラミングを学んでいました。高専に興味を持ったのは中学生の頃。私は野球部に所属しており、都内の高専のグラウンドを試合でよく使わせてもらっていたので、高専は身近な存在でした。進学時には頭の中にぼんやりと高専の選択肢があり、就職率が高いことも魅力に感じていましたね。出身の高専では2年次にコース選択をしますが、当時はまだ何を勉強してどんな仕事に就きたいという進路を決めきれていなかったので、機械系も電気系も幅広く学べるコースを選びました。
若手でも大きな仕事ができる、
社会的ニーズのあるニッチな業界
高専4年生のときに、石福金属興業のインターンシップに参加したことが入社の大きなきっかけです。ちょうど、研究室で生体材料を扱っていたので、約400社のリストの中から、担当の先生と相談し、当時インプラントの製造を手掛けていた石福金属興業に興味を持ちました。インターンシップで初めて当社に来たときは、大きくてきれいな工場に感動しましたね。若手の先輩社員の方と話す機会もあり、若いうちから責任のある大きな仕事を任せてもらえる環境があると知りました。貴金属は競合が少なくニッチな業界で、社会的ニーズを考えても石福金属興業は良い職場だと感じて入社を決めました。
車の心臓部、
スパークプラグチップの製造。
コストダウンできた時がやりがい
今担当しているのは、スパークプラグチップの製造です。いわば車の心臓部で、このチップがないと車はエンジンがかかりません。他社との競争率も高い製品なので、いかにコストダウンして、お客様に選ばれる製品を作るかがカギです。生産量を上げていく上で必要なのは、省人化と自働化。これらの改善活動を進め、少しでも工程を楽にできたときは非常にやりがいを感じます。
暗中模索の改善活動。
突破口を見つけた瞬間
改善活動は達成感がありますが、それまでの過程は苦労がつきもの。スパークプラグチップのコストダウンを図るには、貴金属の材料や加工温度を調整してよりベストな方法を探っていきます。鉄やステンレスは多くの文献がありますが、貴金属は有力な情報を見つけるのが難しくて…。素材のデータから集める必要があり、かなり苦労しますね。しかし、地道に手を動かして、加工して検証して実証して試験して、ようやく適切な条件を見つけられた瞬間は印象に残っています。
業務効率のために、工程の「自働化」を目指す
今後の目標は業務の効率化です。そのためには、「自働化」が重要なキーワードだと考えています。例えば、人力で油を塗布していた工程を、対象・量・時間の設定により自働で塗布を実行して、次工程へ送るようにするイメージです。このように、手作業だった作業を自働化することで、製造効率を上げ、大幅なコストダウンにつなげていきたいと思っています。
1日のスケジュール
休日の過ごし方
体を動かしてリフレッシュ!
野球やサッカーをして、アクティブに体を動かしていることが多いです。地元の野球チームに所属していて、月に3回程度活動しています。ピッチャーやショートなど、臨機応変に対応しますよ。冬には高専時代の友人とスノボをしに、新潟県や群馬県、長野県などによく行きますね。滑っているときの爽快感がたまりません。体を動かすときは、何も考えず、リフレッシュできるのが一番ですね。